町田その子の52ヘルツのクジラたちの感想!おすすめの文庫についても
町田その子さんの「52ヘルツのクジラたち」が2021年本屋大賞を受賞しました。
「52ヘルツのクジラたち」はどんな内容なのかきになりますね。
実際に「52ヘルツのクジラたち」を読んだ方たちの感想をまとめましたので、参考にしてください。ネタバレはしない方向なのでまだ読んでいなくて、これから読もうか検討している方も安心して本文をご覧ください。
また町田その子さんのその他のおすすめ本についてもまとめてあります。
どうぞご覧ください。
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町田その子の52ヘルツのクジラたちの感想!
町田その子「52ヘルツのクジラたち」のあらすじです。
52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。
そのため、世界で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。
注目作家・町田そのこの初長編作品!
クジラはその鳴き声で遠くの仲間とも会話ができる動物です。
でもほかのどのクジラにも聞き取ることができない52ヘルツの周波数でなく
たったいっぴきのクジラ…
世界で一番孤独なクジラと、現代に生きる孤独な人間の物語。
ツイッター上でも52ヘルツのクジラの感想についてかなり盛り上がっていました。
悲しくてぼろなきした
【52ヘルツのクジラたち🐋読了】
— かにまる (@Cafe_gumi83) April 1, 2021
ぼろ泣きしました。虐待、暴力、恋人の束縛や裏切り、トランスジェンダー...これらの問題は全て現実に存在しているのだと思うと胸が苦しくなり、やるせない気持ちになりました。実の親からの暴力や無関心がどれほど哀しいものか、胸が塞がるし、
(⇒つづく) pic.twitter.com/6dTlGGU60z
素晴らしかった、悲しさ、つらさ、喜び、希望を感じられた
52ヘルツのクジラたち/町田そのこ
— Sora (@Sora15006681) April 10, 2021
ただ一言。素晴らしかった。
この本を読まなければ味わえない、何とも言えない寂しさ、辛さ、喜び、希望etc…を感じることが出来た。
読書って改めて楽しいなと思ったし、自分の感性を高めてくれるなとも思った。他の本屋大賞ノミネートも読んでみたい。#Soraの本棚 pic.twitter.com/kY7hFNPKHa
優しい本なのかと思ったら感情の嵐が吹き荒れた
優しい本なのかと思ってたら感情の嵐が吹き荒れて、心を制御するのが大変だった。人の優しさ素晴らしさ不甲斐なさ、あらゆる気持ちが奥深くまで流れ込んできて何度も文字が滲んで天を見上げたのだった。巨大な感情ってあるんだなぁ。 クジラ「たち」
引用:
ツラくて重い話だけど読んでよかった
内容はとても重く、つらいが読んでよかったと思う。助けが欲しくても、声を上げられない人がいる。簡単なことではないが、自分も誰かを助けられる人でありたいと思う。
引用:
辛くて悲しいお話だった。最後には希望を見出すのだけども、世の中、こうまでネグレクトをはじめ、避け様のない境遇における悪意があるんだろうかととても悲しくなった。それでも生きていくという強い力、それを支える、そうではな人たちとの絆というのも描かれていて人間賛歌のようでもあるけど、本人もまた無自覚に、救いの手を振り払うこともあるという悲しさがあった。何かを知るのはいつも手遅れのとき、その悲しさを次に生かすことは贖罪とは異なる生きる意味なのかもと、想いの連鎖が描かれていました。
引用:
現実に起こっているつらいこと、どうしようもないこと、なぜこんな悪意があるのかと、やるせなく悲しくなってしまうようなことについて、物語が書かれています。
悲しいだけではなくて、希望や喜びも感じられるとのことなので
最近心が動いてないな~という方は、ぜひ読んでみてはいかかでしょうか!
町田その子のおすすめの文庫について
町田その子さんは、「52ヘルツのクジラたち」以外にも小説を書かれています。
おすすめの作品を紹介します。
生きることに不器用な女性達が、狭い水槽の中で悩み、もがきながらも必死に泳ごうとする連作短編集。そんな彼女達に寄り添い、見守ってくれる人達の優しさがじんわりと胸に沁みる。苦しみもがきながらもそれぞれが希望の光を見出していく姿に生きるパワーをもらえた。
町田そのこさんにはずれなし。3作読んで改めて好きな作家さん。故人が最期に遺す意思だといわれるぎょらん。恋人や友人、母や子の死に、赤い珠を目にする人達の連作短篇。引きこもりニートの兄や職場の上司と不倫する妹、担当の園児を死なせてしまった元保育士、あらゆる境遇や葛藤、後悔が詰まっている。死は圧倒的な終わりで、もうその人と繋がることはできない。葬儀だって、遺されたひとのためのもの。でも故人の願いを叶えることで、その時だけ繋がれる、そんな考え方が素敵だ った。ただの自己満足なんかじゃないし、無駄じゃない。
老若男女を籠絡してしまうフェロモン店長のいるコンビニとは…私も行きたいっ!「温めますか?(弁当)」とか言われたい笑 無駄に弁当を買い過ぎそうだ!このフェロモン店長を表す言葉として出てきたフェロモンを司る一族の末裔、とか顔面セクハラには笑ってしまった。第二話のコンビニコーヒーとたまごサンドイッチの話が好きだった。読んだ翌日、早速コンビニ行ってたまごサンドイッチを買ってトーストしてから食してみたらカリっとサクッとフワっとで美味でした!色んなコンビニのたまごサンドを食べ比べたくなった。今後、続編もありそうかな?
まとめ
2021年本屋大賞を受賞した町田その子さんの「52ヘルツのクジラたち」の感想をまとめました。
ツラく悲しくも、最後には希望がある…
そんな心動かされるストーリーにファンがおおい町田その子さん。
「52ヘルツのクジラたち」以外にもおすすめの作品
・夜空におよぐチョコレートグラミー
・ぎょらん
・コンビニ兄弟
についてもご紹介しました。
2021年本屋大賞受賞作品以外にも、読んでみるきっかけになれば幸いです。
ありがとうございました。